みんなの聖書・絵本シリーズ全36巻が出来上がるまでの  制作背景としてのメイキング情報を順次お伝えします。

 この絵本シリーズは3年間毎月1冊ずつ発刊していくという、大変きびしい状況のもとで企画されました。旧約聖書と新約聖書をほぼひと月ごとに順次発行していくというのは、まず、しっかりとした準備期間があったうえで、実際に第1巻の発行が始まってからも、ストーリーづくり〜作画〜編集〜印刷・製本とさまざまな絵本制作の過程が重複して展開していきます。まして聖書はいまでも世界のベストセラー。できあがった絵本はたくさんの人々の視線にさらされるものとなりますので、繊細かつ的確な表現を常に心がけねばなりませんでした。

 しかし絵本は本来こどもたちの成長の過程での大きな役割を担っていることもみなさんがご存知の通りです。ですから、絵本を愛し、手にしていただき、ページをめくる喜びはこの絵本にかかわったスタッフすべての喜びでもありました。  そんな制作背景の中から、少しずつですが面白い話題などを取り上げて順次お伝えしていこうと考えています。  

絵本聖書打ち合わせ風景

  ▲絵本聖書の制作中盤での打ち合わせ風景。中央が旧約聖書を描く藤本四郎氏。

絵本聖書メイキング

※インデックスタイトルクリックで、新しいウインドウが開きます。

第1回…まっさきに聖書のキャラクターを考えるって、どうしてなの?